壁に残ったセロテープ(両面テープ)跡について

壁に穴を開けたくないため、セロテープや両面テープ(で止めるフック)などを使用していませんか?

実はこれはあまりお勧めできません。

その理由は何故でしょうか?

壁にセロテープ(両面テープ)を貼るのを勧めない理由

特に小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、お子さんの描いた絵を壁に貼り付けているのを目にもします。

また、両面テープを使用したフックを壁に貼り付けている方もいらっしゃいます。

壁に穴を開けると面倒だと思っての行為だと思いますが、ちょっと待ってください。

テープを綺麗に取れれば問題ありませんが、1年後などにテープを取ろうとすると、壁のペンキが確実に一緒に剥がれ落ちます。

テープ跡が目立つようですと、退去時に壁の塗り替え費用を求められることがあります。

壁のペンキは数回にわたり、塗り重ねられますが、テープを剥がすことで、ペンキの膜が一緒に複数剥げてしまいます。

くっきりと残った跡は、そこだけペンキ塗りをしても元の状態には戻りません。

オーナーさん次第なのですが、壁全体の塗り替え費用を請求された方もいらっしゃいます。

もしかしたら、ドリルで穴を開けて、ネジを付け額縁に入れて絵を飾る方が、綺麗に原状回復できる可能性が高いかも知れません。

穴の場合には、ネジを取って、打ち込んでいるプラスチックをドリルで削り、パテで穴埋め

テープを貼ってしまった壁の対処 *追記

ご質問がございましたので、テープを貼ってしまった場合の対処について、白い塗り壁に限り、ダメもとで下記を試してみてはいかがでしょうか?

テープを貼って間もない場合には、丁寧に取ると目立つ跡も残らないことがあります。

既に日数が経ってしまっている箇所には、

  1. ペンキの膜が複数剥がれないように、丁寧にテープを取る。
  2. 取った跡が薄い跡のみ程度であれば、綺麗な白い布地を水で濡らして絞り、布先を小さく持って、跡が残った周りを含めて、徐々に力を入れて、こすってみる(前もって目立たない箇所で試してみること)。指先には、けっこうそれなりの力は要ります。
  3. 表面に塗った白いペンキが、跡がある周囲から薄く剥げて広がり、テープ跡を目立たないようにできる場合があります。
  • 弊社は何ら責任は負いませんので、あくまでも自己責任にて行ってください。
  • 全体的にくすんで汚れている白い壁は、かえってそこだけ綺麗になっておかしくなる可能性もあります。
  • かなり多くのテープを貼っている壁は、作業を行った箇所が多数になり、まだら模様が目立つ可能性があります。
ご入居時のチェック&アドバイスなども弊社でお請けしております(正直ご退去時は手遅れな場合が多いのが現実です)。

  • 費用は、1時間以内100ドル、2時間以内150ドルです。

お住まいトラブル ご相談サービス(有料) | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)