賃貸物件の不具合は、どこまでオーナーさんサイドに報告するか?

シンガポールに住む多くの日本人の方々は、賃貸物件で生活していると思います。

皆さんはどこまでオーナーさんサイドに不具合を報告しますか?

不具合に関しては自分で判断せずに、随時報告

弊社の方では不具合に関しては、気がついた時に写真や動画にて、随時報告することをお勧めしております。

その場合もできるだけ時系列がわかるように、記録として残るようにeメールなどを使っての報告が最善だと思えます。

最近は不動産エージェントとは、WhatsAppでのやり取りとのみとしている人もいるでしょうが、それが第3者にも見せられる証拠になりますか?ということです。

ちなみに、弊社が仕事で訪問した時には不具合を見かけることも多いですが、その旨アドバイスをさせていただいております。

自分で判断しない理由

「この程度はたいしたことではない」という判断が間違っていることがあります。

キッチンドアの膨らみ(水を吸ってドア板が変形)、蛇口のゆるみ(実はキッチン下の収納内の木材の腐食やカビの繁殖、臭いの原因になる)など、浄水器を設置したりするときに時々見かける症状です。

ドアの表板の剥がれ、枠材への接触なども同様です。

これらは症状がそのままではとどまらず、悪化するものです。

ご退去時にドアの取り替えを請求された方も少なくはありません(特注になるため、1枚700ドル程度払ったとも聞きます)。

随時報告する理由

報告時に修理することで、それ以上の悪化を防ぐことができ、最低限の修繕費で修理できます。

オーナーさんサイドの意向で、そのまま使用するにしても、ご退去時の修繕について請求しないと合意しておくとよいでしょう。

オーナーさんが100%修繕費を持つべき内容、契約書で書かれた一部負担をテナントサイドで持つ内容、この2つにわかれると思いますが、その時にきちん修理としておけば、ご退去時に無駄にもめることは少ないはずです。

ご退去時の弁償に関わるもめごとは、会社には請求できずに自己負担になるケースもあり、なかなか疲労を伴うものです。

何よりも住んでいて快適に暮らせること

綺麗に使用して、住んでいるご本人やそのご家族が快適に過ごせることが肝要です。

壊れた箇所をごまかしごまかし使用している方も見かけますが、精神衛生上もよくないでしょう。ましてや、ご退去時のことが頭に浮かぶと憂鬱です。

ご本人とそのご家族が、毎日の生活を健やかに過ごすためにも、気になる箇所は随時報告して修繕していくということをお勧めいたします。

最近ネット記事でシンガポールでの修理工とのトラブルが報告されていました。

支払いでもめて、最終的には警察を呼んで一定金額で支払い合意をしたそうです。

申立者の記載内容を100%信用するわけではありませんが、ご自身で修理工を呼ぶ場合には、ポストやステッカーでの貼り紙の業者は避けた方がよいようです。

修繕費用は確かに確認しなければわかりませんが、大抵のことは「深夜に緊急」と言うことはないはずです。

明るいお昼の時間帯に信用できる業者をご自宅をお呼びください。

 

緊急対処だけして、朝を待ちましょう。

*分電盤内のブレーカーが落ちたら、(落ちているところだけそのままに)メインと漏電ブレーカーをONにすればよく、水が噴き出したら、エレベーターホールの水の元栓を締めればよいだけです。

 

オーナーさんに相談しても、アレンジされた業者ではなかなか問題が解決しないなど。

取り敢えず、ご自身での負担でもご相談されたい場合、弊社へのご相談は下記から

お住まいトラブル ご相談サービス(有料) | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)