天井の四角い切込み(天井裏へのアプローチ)

天井裏には、配水管(飲み水などの上水)・排水管(汚水)が通っています。

電気ヒーターや収納型のエアコンの装置があるのも、この天井裏です。

天井裏からの止まらない水漏れは、常に水圧がかかっている配水管からであり、天井裏の止水栓をしめることで水の漏れを防げます(修理までの臨時措置)。

電気ヒーターの故障や収納型エアコンからの水漏れ、起きる可能性は低いですが、上層階からの汚水の漏れなども天井裏にて確認可能です。

天井裏へのアプローチ

四角い切込みがあるのが、まさにその場所です。

四角い板の取り外し方

上に押すと動きますので、これをずらすか、取り外して中にアプローチします。

*動かない時には、いずれかの端を軽くノックするように叩くと上にずれます(天井のペンキを塗りなおしているなどの場合、動きにくいことあり)。

取り外して、床に置く場合には、取り外した方向を覚えておくこと(微妙に真四角でないため、方向が異なるとうまくはまりません)。

通常四角い板の裏側1箇所にはひもがついていますので、それを目印にするとよいでしょう。

注意することは電気配線に触らないこと!

感電の可能性があり、配線工事をきちんとしたものだと漏電防止装置が電気を遮断しますが、一瞬の電気ショックは体に流れます。

梯子から転がり落ち、大けがのもとにもなりかねませんので、危険です。

  • 梯子は十分な高さのものを利用すること(椅子などで代用しないこと)
  • 梯子を使うときは、1人での利用は避けること(落下して怪我をしても誰も助ける人がいないと問題)
  • 四角い枠を取り外すときには、補助者は真下にこないこと(落としたときにぶつかると危険なため)
  • 天井の電気のスイッチは、OFFにしておくこと(感電を避けるため)
  • 天井裏に放置されてある予備の電気配線があっても触らないこと(コネクターに接続されていますが、接続があまく裸線部分が露出していることがあります)
  • 懐中電灯をあらかじめ準備(スマホでも代用できますが、落としてしまうと壊れます)
  • 四角い板を取り外すときに、固形化したペンキが少量落ちることがありますが、目に入らないように

四角い板は、ある程度の重さがあります。大きさも大小ありますが、大きなものは手を広げて持つ状態になります。コントラクター(業者作業員)が簡単に外しているのを見た方もいらっしゃると思いますが、それは慣れているから。梯子の上でこの作業を行いますので、くれぐれも無理はされないようにしてください。

なお、天井裏の構造によっては、この四角い板の取り外しが難しい箇所もあります。

無理はしないように注意してください。

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