要確認!分電盤の配線図はありますか?

シンガポールのコンドミニアムでは、玄関のそば/シェルターの中などに分電盤が設置されています(トイレの近くのドアにあるケースもあり)。

分電盤/配線図の有無確認はご入居時にやることのひとつ!

分電盤の位置確認

ブレーカーが落ちた場合には、慌てなくていいように、まずはご入居時には分電盤の位置を確認しましょう。

夜間にブレーカーが落ちて真っ暗の中、慌てなくていいですね。

なお、枕元に懐中電灯もしくはスマホを置いてあると、ブレーカーが落ちた時にも明かりが確保できます。

配線図の有無確認

分電盤の位置確認と同時に見ておいた方がよいのが、分電盤のドアについている配線図です。

通常は分電盤のドアの裏側に袋を作って、そこに入れられています。

もし、配線図がない場合には、オーナーさんサイドに確認をしましょう。

弊社へのご依頼でも、配線図を紛失していたコンドミニアムでは、電気工と2人にて1つずつMCBを確認していく(1人が分電盤のMCBをON/OFFしていき、もう1人が各処まわってコンセント・照明・電気製品などの電気のON/OFFを確認していく作業)という気の長い作業をせざるを得ませんでした。その分、作業時間が長くなるため、費用もかさみます。

配線図には、どのMCB(配線用ブレーカー)がどこに繋がっているか?が明確に図面化されています。

複数のMCBに1つのRCCB(漏電ブレーカー 30mA)が設置されてあります。コンドミニアムの分電盤内は、数列ありますが、MCBの電流が低い照明系とその他で列が分かれています。

(注)シンガポールでのウォシュレット設置には、より過敏に反応する10mAの漏電ブレーカーの取り付けが義務付けられています。ウォシュレット設置されている方で、該当漏電ブレーカーが設置されていないという方は弊社までご相談ください。設置工事/ビデオコールでのご相談(有料)をお請けします。

下記の画像はHDBフラットの分電盤です。ひじょうにシンプルなもので、漏電ブレーカーは1つしかついていません。

漏電ブレーカーにはTESTボタンがあります。

HDBフラットの分電盤はこのシンプルなタイプが主流

ブレーカーが落ちた時

ちなみにブレーカーが落ちるということは、安全が保たれているということです。問題は落ちた理由が何であるのか?を知り、対応することです。

人の記憶はあてにならないものです。ブレーカーが落ちた時は、慌てずに分電盤のドアを開き、まずは写真を撮りましょう。

電気配線関連の不具合・電気機器の故障による漏電/電球のショート/雷/使用電流オーバーなど、ブレーカーが落ちる原因が色々考えられます。

MCBをすべてOFFにしておき、ひとつずつONに。いずれかで漏電ブレーカーも合わせて落ちた場合には、漏電を疑い、そのMCBをOFFにしておき、その他のMCBをON。

問題があるMCBがわかれば、そこに繋がる家電やコンセントは何か?図面を見て判断します。

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