オーナーさんアレンジの修理屋さんについて

シンガポールのコンドミニアムでは、不具合の生じるのは日常茶飯事です。

オーナーさんアレンジの修理屋さん(ハンディマン)などが来ても、修理が完全でないケースも時々あります。

その理由は何でしょうか?

単に修理者の知識やスキルが低いため

シンガポールでは、時々「これは酷い」と思われる補修・修理箇所を目にすることがあります。いわゆる雑な工事(素人工事)です。

残念ながらそういう修理業者(担当者)もいることは確かで、不具合の再発の可能性も高くなります。

また、集団で修理をする業者に多いパターンですが、新人のワーカーが紛れ込んでいることもあります。

作業員に、上手い下手のバラツキが大きく、これも同様です。

初期施工が雑で手の施しようがないため

説明を省く業者もいるようですが、最初の施工自体が雑なために、予算内で修理ができないはこともあります。

そういう場合には、根本的な修理をせずに取り敢えず症状が治まるのであればと、小手先だけの修理に終わることもあろうかと思います。いわゆる予算以内でそこまではできないケースです。

オーナさんから十分な支払いをもらっていないため

これはここを修理すればよいと業者に依頼(支払い)するオーナーさんもいます。

しかしながら、実際に不具合箇所を確認すると、複合的な原因であることも少なくはありません。

また、作業を始めると、伝えられた箇所以外の不具合が見つかることもあります。

依頼された修理作業をして、他に見つけた不具合は「見て見ぬふりをする」、取り敢えずクレームがこない程度の「応急処置をしておくだけ」となります。

理由は簡単明快で、依頼を請けた業者は、依頼を請けた以外の修理作業で、支払いをもらえないからです。

再発した不具合内容は同じでも、原因が異なるケースがこちらになります。

お客さまは、オーナーさん

テナントである皆さまが何か言っても、聞いているふりをして、適当にあしらう修理工もいるでしょう(皆がそうではありません)。

そういう体験をされた方もいらっしゃると思います。

それは誰がその費用を支払っているか、ということになります(彼らにとっては、お金を払うオーナーさんがお客さま)。

 

弊社には「オーナーさんが業者をアレンジしたけれども、不具合が解消しない/再発するので頼みました」というご依頼があります。

ご依頼されたという修理は完璧であるものの似た症状が起きる、別の理由があるケース(実はこれは時々あります)、修理が雑なケース、最悪は修理さえも行われていないケース、など様々です。

ご参考になれば、幸いです。

 

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