新築物件入居に関しての注意する事
シンガポールではコンドミニアムがこの数年数多く建築された為に、賃貸する場合も新築のオファーが多くなっていると思えます。
しかしながら、新築特有の注意する点があります。
それはどういう点でしょうか?
・初期不良が多い
日本人には信じられないくらいの初期不良が多いのもその特徴のひとつです。
通常はTOP(コンドミニアム入居可能としてオーナーが鍵を渡される時期)から1年以内はデベロッパー責任でその修理費用が無料になるはずです。
よって契約明記とは別に、オーナーから不良があれば速やかに伝えてくれと依頼される事があるでしょう。
不具合などを見つけた場合には、速やかにオーナーサイドに伝える必要があります。
*オーナーが自ら何かしらのリノベーションをしている場合には、その保証の適用外になる事もある様です。
私自身、新築のコンドミニアムへ入居した時、キッチンの水の排水が流れず、調べてみましたら流し下の排水管にセメントの様な土が詰まっていました。
工事をするワーカーが、あまったセメントをキッチンで流したものと考えられます。
・シックハウス対策がなされていない
最近色々なコンセプトのコンドミニアムが建っていますので、もしかしたらその対策がなされているものも出てきているかもしれませんが、なされていないと考えた方が無難です。
以前、問題解決の為に弊社にご相談のお客様も、お部屋に入ると泪が出てくるという症状に悩まされた方がいらっしゃいました。
幸いその方は、入居サイン前だったそうで、他のコンドミニアムに住まわれました。
(かなりその物件がお気に入りだった様で、数年後そこのコンドミニアムへご転居されましたが、問題はなかったとご報告いただきました。)
入居後は換気を頻繁にするなどの対策しかないかもしれません。
・オーナーの制限が厳しい
新築の為に釘一本打つ事も許可されない事もあります。許可なしで釘を打つと退去時にトラブルの原因ともなります。
また、床の大理石の傷で退去時に長時間オーナーサイドともめた方もいらっしゃいました。
(注)弊社は大理石の研磨等の傷の修復はお請けできません。
ただし、やはり新築は綺麗で気持ちが良いものです。ご自身のちょっとした注意により、快適な生活がおくれると思えます。