ちょっとした修繕をご自身で!⑤壁のネジ穴を補修
壁のネジ穴の補修について
賃貸物件、退去時の補修で困るのは、ネジ穴です。
額縁などをかけるために、壁にネジ穴を開けたりしませんでしたでしょうか?
壁にセロテープや両面テープで絵や写真などを貼るのは原状回復が難しくなるため、敢えて壁に穴を開けてネジを付けている人も多いです。*セロテープの場合、テープがあった下のペンキがごっそりと剥がれるケースがありますので、注意(最悪はその壁全体の塗りなおし費用を請求される場合あり)。
ネジを取っただけで、補正材で穴を防いでも、見栄えが悪くなり、かえって汚く目立って見えることもあります。
ご退去時のチェックでクレームされる可能性もあります。
プラスチックアンカー
シンガポールの住宅の壁にネジを固定するには穴を開けて、そこに赤や緑のプラスチックのアンカーを打ち込みます。
綺麗に補修するには、このプラスチックアンカーを取ることが大事です。
ただ、これを引っこ抜こうと頑張っても、なかなか難しいものです。
電動ドリルを用意
まず、電動ドリルを用意し、穴と同じ大きさの刃(木工用刃先がベター)をセットします。
そのドリルを穴に使い、アンカーを粉々にします。
その後には、穴の中にプラスチックのかけらが残っていれば、道具を使って掻き出します。
こうすることで、ネジが固定されていた穴の中には、赤や緑のプラスチックアンカーがない状態になります。
その後、用意した補正材で穴を丁寧に防ぎ、終了です。
勿論のこと、100%のもとには戻りませんが、プラスチックアンカーの残ったままの穴埋めよりも格段に綺麗な仕上げになろうかと思います。
なお、電動ドリルは色々と種類がありますがここでは省きます。ただ、ご自身が扱える大きさやパワーのものをご利用ください。
また、小さなお子さんがいらっしゃる場合には、作業中は傍に近づけないこと、ドリルを使用しない時には安全ロックをかけておくことを忘れないように!
*ここでは簡単に電動ドリルと総称しましたが、電動ドリル・ドライバードリル・インパクトドライバーなど複数のものがあります。