ちょっとした修繕をご自身で!⑥止水栓をつけてみよう
止水栓を自分で設置
配水管のポイントには止水栓がついています。
何気なくついているものですが、実は大事なものなのです。
止水栓が必要なわけ
止水栓の先には蛇口、便器などの水を使う器具が設置されています。
これらは経年劣化で壊れるものです。
そういう時には、その器具のみを使用停止するために活躍するのが止水栓です。
水の供給を最低限で遮断することで、他に影響を及ぼすことなく故障した器具のみの使用を停止できます。
*エレベーターホールの元栓⇒お家の配水管⇒屋根裏を通って各処に分水⇒壁の中から出て各器具へ
*止水栓には色んな種類がありますが、上記に使用する止水栓は、英語ではSmall Ball ValveもしくはMini Ball Valveと言います。
止水栓はすべてについているか?
すべての上水を使用する器具に繋がる配水管にはつけるべき部品です。
しかしながら、コスト削減のためか?つけていない箇所も多く目にします。
つけておく箇所で設置されていないことがあるのは以下
- キッチンの蛇口への配水管(水、お湯)
- 洗面台の蛇口への配水管(水、お湯)
- 便器の貯水タンクへの配水管(水)・・・・・・ひじょうに珍しいケースですが、これもありました。
ついていなければ、自分でつけてみましょう!
特に蛇口の調子が悪い場合など、はお勧めです。
準備するもの
止水栓・・・・・・5ドル~10ドル程度
シールテープ・・・・・・50セント程度
ゴムワッシャー・・・・・・1個20セント程度
フレキシブルパイプ(必要に応じて)・・・・・・長さによりますが、1つ5ドル程度
プライヤー/モンキーレンチ・・・・・・最低2つ(必要に応じて使用)
止水栓の取り付け手順
- ユニットへの水供給を止めます(コンドミニアムであれば、エレベーターホールにあるWaterのドアを開けて、自分のユニットの水供給の止水栓を閉める)。*間違って他のユニットの元栓を閉めないように注意。弊社の作業で一度だけユニット番号の誤表示により、他ユニットの元栓を閉めたことがあります。
- 壁から出ている配水管の根元部分を外します(配水管内に残った水が出てくるので、大きな布地やバケツでその水を受ける)。*ここで水が止まらない場合、他のユニットの元栓を閉めている可能性あり。
- 外した箇所に止水栓を取り付けます(ゴムワッシャーやシールテープを使って、水漏れのないように設置 配水管の根元を破損しないように、配水管を折り曲げないようにするため、必ず2つのプライヤーもしくはモンキーレンチ使用)。
- 止水栓を閉めた状態にして、ユニットの水供給を再開します。
- 水漏れがないことを確認して、止水栓から器具までの水供給の配水管を再設置(必要であれば、フレキシブルパイプを利用)して終了です。
- 最後にしばらく様子を見て、作業箇所に水漏れがないか?確認しましょう。
「自分でできますか?」と質問を受けた時には、器用な方であれば、作業可能と回答していますが、いかがでしょうか? できそうでしょうか?
勿論のこと、弊社スタッフがお客様の前で作業をする時、時として皆さんとお話をしながら作業をしていますので、簡単そうにも見えることもあろうかと思います(興味ある方は、作業をご覧になられています)。
しかしながら、初めて作業をする方には難しいこともあるはずです。手先の器用さもありますので、無理はせずに、ちょっと無理だなと思われたならば作業を中止して、元に戻すようにしてください。
シンガポールには規格の微妙に異なる部品が入ってきているため、2つの部品のネジ間が微妙に合わないこともありますが(例えば止水栓のネジ間にフレキシブルパイプのネジ間が入らないなど)、無理をして力任せに作業をしないことも大事です。
(注意)当記事を参考にして問題が生じても、弊社は一切の責任を負いませんこと、予めご了承ください。
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