ボトルトラップの材質による注意点

ボトルトラップについての説明を読まれている方が多いようです。

当ブログが皆さんのDIYの参考になればと思いますが、今回はボトルトラップの材質による違いについてです。

銀色の金属タイプ

ひと昔前のコンドミニアムではこちら、現在もコンドミニアムの排水管の主流です。

固定リングきつくしめても問題のない反面、金属の腐食による経年劣化があります。

皆さんのボトルトラップを見てみてください。サビて汚くなっていませんか?

外側のサビは見た目の問題ですが、過去の水漏れ(今現在の水漏れもあり)がわかります。

経年劣化が進むと、固定リングを外すときに欠けるものとあり。

また、パイプの中のサビは詰まりの原因となりますので、注意が必要。

過去には、排水管内部にも腐食が進み、詰まりと水漏れの原因となっている事例もありました。

下記写真の金属の排水管(奥の部分)は少し特殊で、約90度に曲げています。

赤い矢印部分が金属製のボトルトラップです

プラスチックのタイプ

最近の築浅物件には、こちらが設置されていることも多くなりました。

腐食の心配はありませんが、誰かが取り外し時に必要以上の力でしめてネジ間を潰してしまい、固定リングが空回りするようになっているものもあります(かっちり締まらないため、シールテープでごまかしている事例)。

縦の排水管とボトルトラップ部分が微妙に曲がってたら、何かがおかしいかも知れません(時々見かけますが、水漏れさえなければ、見栄えの問題なので、そのままにしておきましょう)。

水漏れ確認は、金属製のものと比べると、分かりにくいのも特徴です。

キッチンと洗面台の排水管のサイズ違い

キッチン下と洗面台下のボトルトラップは、排管の径サイズが異なります。

取り換えようと思って、自分で買ってきたけど、サイズが合わないという方もいらっしゃいました。

最終的に弊社にご依頼いただきましたが(排水管が合わないという理由でのご注文)、時間とお金の無駄ですので、サイズを間違えないように注意してください。

なお、水漏れをそのままにしておくと悪化するだけですので(カビの繁殖、木材の腐食、匂いの発生)、シンク下などは、ご入居時に最初の確認する箇所のひとつです。カビ臭を感じる時は、要注意!

 

ちなみにシンク下のカビ臭は、水漏れに起因するものですが、この排水管からの水漏れ、配水管からの水漏れ、シンク周りのシリコンの劣化による水漏れ、蛇口固定のゆるみによる水漏れ、食洗機や洗濯機の排水管からの水漏れなど諸々あります。

そのままにしておいて、退去時にオーナーさんサイドともめないためにも、随時タッチアップが必要です。

現状を訪問チェックのご依頼は、下記からお申し込みください。

お約束の時間に伺います(アポイントはお約束時間の前後15分に到着)。

おトイレ等、水まわりの修理サービス  | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)