電気スイッチのトラブル 自分で取り替え可能?

電気スイッチが作動しない、スイッチの押す部分のカバーがぐらつく・外れるとのご相談があります。

電気スイッチのみの不具合であれば、器用な方はご自身でも取り替え可能です。

スイッチ部分のカバーがぐらつく・外れる、ジジジとスイッチの中で異音がするなども、スイッチの取り替え時期です。

まず、電気スイッチは消耗品であること、ご理解ください。

(注意)感電事故は自己責任です。弊社は記事を読んでの事故に、何ら責任を負いません。

スイッチの種類を知る

照明のスイッチなのか?
照明のスイッチでは、1ウェイなのか?2ウェイなのか?
ヒーターのスイッチなのか?
どの電気ワイヤーをスイッチに接続するのか?

この時点でちんぷんかんぷんの方は、絶対に自分ではスイッチを取り替えようと思わない方が無難です。

照明のスイッチ

1ウェイ〜ONOFFのスイッチが1箇所で作動
(例)ベッドルームやバスルーム

1つのターミナルにLの配線をつなぎ、対応するもう1つのターミナルに照明につながる配線をつなぎます。
1つのスイッチにボタンが2つあるときには、L側のターミナル同士をつなぎます。3つも同様。

2ウェイ〜ONOFFのスイッチが2箇所で作動
(例)リビングルーム(ただし1ウェイのこともあり)

1つのスイッチボタンにターミナルが3つ(C、L1、L2)あること、2つのスイッチが離れた場所にあることを念頭に入れてください。

HDBフラットのスイッチは、写真のように壁の外に出ていますが、コンドミニアムのスイッチは壁の中に収納される形状です。
はずした時のネジは取り替えスイッチに使う可能性もありますので、捨てずに取っておきましょう。

3つのスイッチボタンがあるのは見た目でわかりますが、外からでは1ウェイ・2ウェイのどちらかはわかりません(他の箇所に同じ照明のONOFFできるスイッチがあれば2ウェイです)。

2ウェイスイッチの接続方法は複数

その1 1箇所のCをLにつなぎ、離れたもう1箇所のCを照明につなぐ。L1同士、L2同士をつなぐ。

その2 C同士をつなぎ、L1にL-そして離れたもう1箇所のL1につなぎ、L2に照明-そして離れたもう1箇所のL2につなぐ。

その1、その2も応用すれば、複数のバリエーションになります。
ただし、自宅の配線がどうアレンジされているか?わかりにくいものです。

特に1つのスイッチに2つ以上のスイッチボタンがついていることもありますので、一旦電気配線を外してしまうと混乱すると思えます。
外すときは、各配線に配線にマークをして外していきます。

ヒーターのスイッチ

設置は照明と比べると容易です。
大事なのは、ヒーター用のスイッチを購入準備することです。

照明用のスイッチを準備して、これをつけてくださいと言われても、それは不可です。

注意事項

  • スイッチは分解修理して再使用しないこと
  • 実店舗で購入したものを使用すること(インターネットで購入したものを使用の場合には要注意)
  • 取り替え作業は分電盤内の該当ブレーカーを落として行うこと
  • 取り替え作業時には、検電ドライバー使用は必須
  • スイッチボタンが外れる、動きがおかしいなど、なり次第、取り替えること
  • スイッチボタンが外れた状態で使用しないこと

注意事項の理由が、追加説明ないとわからない人も、自分で電気スイッチを替えるのはやめましょう。
電気は水道と異なり、感電事故の可能性があるので、何の知識もない方が触るのは危険です。
注意事項の理由がわかるかわからないかも目安にしてください。

 

お住まいトラブル ご相談サービス(有料) | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)

*配線工事はライセンスを持つ電気工と一緒に行くため(下見と工事 下見も有料)、弊社のそういう場合の工事は、けっして安くはありません。