ちょっとした修繕をご自身で!⑧便器タンク蓋の外し方

便器タンク蓋の外し方

シンガポールでも多いご相談は、便器からの水漏れです。

水漏れの原因は様々ですが、便器の水漏れ修理に欠かせないのは、まず便器タンクの蓋を外すこと。
蓋を外して、中のシステムの不具合を確認しなければなりません。

しかしながら、ご自身で修理するつもりで蓋を外そうとして、水漏れが悪化するということがあります。
これは蓋の外し方に起因する水漏れ(悪化)で、蓋を外すときに、中のシステムを壊してしまったためです。

特に、便器の蓋とフラッシュシステムが固定されているものの場合、力任せに蓋を開けようとすると、システムのプラスチックの大事な部分(固定しているつめ)を破損し、便器内へのチョロチョロとした水の流れが止まらなくなります。

では、便器タンクの蓋の外し方にはどういうタイプがあるのでしょうか?

1-そのまま持ち上げて外すタイプ

蓋を持ち上げて外せる、シンプルなものです。

2-フラッシュボタンからワイヤーがつながっているタイプ

タンク内で、フラッシュボタンについているワイヤーがシステムにつながっているものです。
フラッシュボタンからワイヤーを取り外して作業。

3-フラッシュボタンの外枠を回して外すタイプ

蓋を持ち上げても、引っかかって外れない場合にはこちらのケースがあります。

4-フラッシュボタンを分解して、ネジを外すタイプ

蓋を持ち上げても外れず、3でなければ、このケースです。
上からフラッシュボタン部分を引き抜くと、プラスチックの固定ネジがあります。

3と4は、力任せに蓋を持ち上げてしまうと、システムを壊してしまいます。

フラッシュシステムのプラスチックが破損すると、タンクを外して部品交換するしかありません(セパレート型の場合)。タンクの継ぎ目のゴム部品も劣化していることが多いため、この部品も取り換えとなります。

5-特殊なもの

ごくわずかですが、特殊な外し方を要するものがあり、これはタンクも特殊形状です。

弊社でもご依頼で蓋を外す前には、プラスチックの破損もあり得ること、あらかじめご了解いただきます(プラスチックの経年劣化のため)。

ひと昔前のコンドミニアム数箇所に初期設定でついている便器ですが、ちょっと問題があります。そのためか、最近新たに設置されているコンドミニアムはないようです。

(例)コートダジュールなどのコンドミニアム

番外-壁掛けタイプの便器

タンクが壁の中に内蔵されているものですが、これはフラッシュボタンを含むカバーを外します。
中に不具合がある場合には、その穴から部品をひとつずつ取り外していきます。

このタイプのシステムの修理は、カバーを外すときの破損の可能性&シンガポールでの部品調達の困難さがありますので、弊社ではお受けしておりません。

注意-蓋の扱いは慎重に

うっかりタンクの蓋を落として割ってしまい、便器自体の取り替えが必要となった方もいらっしゃいました。
破損を避けるためには、(上記2の場合はワイヤーを取り外して)蓋は必ず安定したところ(床など)に置いて作業をします。

まず、蓋だけ入手することはできないため、破損した場合には便器自体の取り換えとなるケースが多いのでご注意ください。


不安な方は、弊社にお任せください。↓↓↓

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