シンガポールでの延長コード使用上のご注意

シンガポールのコンドミニアムはコンセント(電気コード差込口)の数が少なく位置が微妙なため、延長コードを使用している方も多いと思います。

延長コード使用について、注意することは何でしょうか?

幼児の手の届く位置に置かないこと(感電)

幼いお子さんがいらっしゃるご家庭では、ベビーフェンスを使用している方も多いと思います。

ベビーフェンス内のお子さんの手が届く場所に延長コードを置かないこと、特に2ピンの延長コードは要注意!

シンガポールのコンセントは差込口3本足(BF型)で、通常は穴は封鎖されています。しかしながら、延長コード2ピンに替えることで、この封鎖装置が解除されます。

コンセントの差し込み口の注意点

つまり、お子さんが導電性のものを穴(L:非接地側)に突っ込むと感電することになります。

*シンガポールできちんと工事されている電気配線では、漏電ブレーカーが作動しますが、一瞬の感電は避けられません。

*2ピンの延長コードは当然ですが、写真のマルチタイプの延長コードも安全装置が解除されていますので、注意が必要。

浴室に延長コードを持ち込まない(感電)

シンガポールでは、浴室で電気製品(ドライヤーなど)を使用したいため、延長コードを持ち込んでいる方がいらっしゃいます。

感電を避けるため、これはやめましょう。

なお、ドライヤーは設置型(部品などは非導電性)のもの以外は、浴室では使用されないようにしてください。

販売している商品の関係上、トイレでの作業が多いため、訪問したお家でも何回か目にしました。

浴室で使用可能なドライヤーは、感電しないように導電性の材質は表面にない

 


以上は感電に関することです。

お仕事で訪問時に気がついたらおつたえしますが、「今まで大丈夫だったから」「皆やっているから」と気分を害する方もいらっしゃいますので、さらりと口にする程度です。

(延長コードではないですが)ウォシュレットの電気配線工事で、あまりにも杜撰な工事を目にしたことが一度あり、その時だけは「下手したら死にますよ」とだけ言ったことがあります。

シンガポールは日本の100ボルトとは異なり、230ボルトの電圧です。
くれぐれも感電には注意をしましょう(特に水周り)。

消費電力が大きいものを同時に使わない

複数のコンセントが1つのブレーカー(MCB)に共有されています。

そのコンセントのひとつに延長コードをつなぐということは、複数の電気製品を同時につなぐことになります。

容量を超えた場合には、ブレーカーが落ちます。

*分電盤のドアにお家の配線図が入っています。どことどこが共有されているか?各MCBと合わせて確認可能です。

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