排水口のお掃除は大切!多額の弁償金に?その理由
バスルームから水が流れ出て、お部屋が大惨事というご相談をいただくことがあります。
ウッドフロアに水が侵入してしみ込んでしまうと、高い確率で木材が反って浮き上ってしまいます。
また、下の階から水漏れクレームを受けることもあります。
何故そのような悲惨なことになったか?
その原因は複合的なものです。
水がお部屋まで流れ込む原因
バスルームの排水口(入口)が塞がっている状況で、大量の水道水の漏れが発生、これがその原因です。
水の排出を阻害するもの
- 床にある排水口入口のお掃除をされていなかったため、ゴミなどが詰まっている。
- ゴキブリの侵入を防ぐ目的でテープで排水口の入口を防いでいるため。
問題を防ぐためには、
- 水まわりに不具合があったら、小さな不具合でも(おかしいなと思ったら)、水漏れが発生する前に、随時その時点で修理すること。
- 排出口上蓋を外して入口のゴミなどの詰まりを取っていくこと、排水口は目貼りしないこと。
おしゃれな排水口には要注意!
見た目綺麗な排水口は、機能的には詰まりやすいものと考えましょう。
上蓋を開けて要確認!
起きうるトラブル
繰り返しになりますが、ベッドルームなどに水が侵入すると、
- 板張りの床は、反って浮き上がり、張り替えとなります。
基本的に板の下側に溜まった水気を取り除くのは、困難です。
溜まった水により、板が反ってしまったら、床の一部・すべてを張り替えるしか手はありません。 - 巾木(はばぎ 壁の床と接する箇所に設置されている木材)は、変形して外れます。
これも新たに設置しなければなりません。 - 下の階に水漏れを起こす可能性があります。
下の階からクレームがくるのは、少し時差があるやも知れません。
水の噴き出しのみえあれば、不可抗力としてオーナーさん負担になるかも知れませんが、排水口の閉鎖に関してはテナント側の清掃不足・不注意ということになりかねません。そうなると、多額の弁償金を求められる可能性があります。
なお、延長コードを床に置いている人は、感電事故の可能性も0ではありません。
緊急時に取るべき行動は?
水の噴き出しを止めることです。
簡単で一番確実なのは、エレベーターホールにあるWaterのドアを開けて、元栓を閉めること。
詳しくは下記をご参考にしてください。
ほんの些細な不注意が原因ですので、気になる方はご参考にしてください。
ご相談は下記から!
お住まいトラブル ご相談サービス(有料) | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)