洗面台下(キッチンシンク下)の異臭について

先日修理で訪れたお客様宅でご質問がありました。

「洗面台下の収納の中が臭いです。何が原因かわかりますか?」というものでした。

異臭の原因

考えられるものは、いくつかあります。

排水管の不具合による汚水漏れ

排水管の中には、流れきれない汚れ(歯磨き時に吐き出した食べかす・落とした化粧・髪の毛など)があり、汚水は臭いを伴います。

排水管は常時漏れ出る訳ではないので、気がつかない方も多いのですが、排水管周りに水が垂れた跡があったり、しずくがついていたりします。

配水管の不具合による水漏れから生じるカビ

配水管からの水漏れ自体は、臭いはしません。

しかしながら、配水管は常時水が漏れ出ていますため、周辺が湿ったままの状態です。

確実にカビの繁殖の原因になり、カビ独特の嫌な臭いが生じることになります。

蛇口のゆるみによる水漏れから生じるカビ

蛇口が手で左右に回すと根元から容易に動くレベルになると、蛇口固定面から下に水が滲み落ちます。

どうしても水周り、蛇口の固定部分に水が溜まります。その水がゆるんだ隙間から収納中へ浸み込みます。

まずカビてしまうのは、蛇口を固定する部分、裏側の木材です。

目につきにくい場所であるため、臭いが発生するまで、そのままの方もいらっしゃいます。

蛇口は、少しでも緩んだ段階で、かっちりと締めなおすことを心がけてください。

キッチン下にはもうひとつの原因

近年シンガポールで建てられたコンドミニアムでは、フロアトラップ(床の排水口)がキッチン収納真下に設けられているケースが増えています。

油汚れが固形化するなどして、この排水口から臭いを発生することがあります。

ちなみに、詰まって水が噴き出してくるのは、この排水口です。

まずはご入居時に、ここの排水口の状態をご確認することをお勧めいたします。

 

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