賃貸物件の不具合について(オーナーさんとのトラブルを避けるため)

例年に増して、今年は賃貸コンドミニアムをオーナーさんに物件返却時のトラブル(不具合に起因する弁済関係)のご相談が多いようです。

弊社は水周りを中心にお家の不具合の修理やご相談にのっていますが、オーナーさんに返した後のトラブルは、既に打つ手がないのが実情です。

下記、箇条書きにて賃貸物件返却時のトラブルを避けるために、ご参考いただければと思います。。

入居時にやること(徹底チェック)

  • 電気製品の不具合、壁・床・タイル等の破損を細かくチェックし連絡し修理(修理できない箇所は、元々そうであることを双方認識している旨、文面で残すこと)
  • 入居直後、ご契約にて不具合をオーナーさんに申し立てる期間(1ヶ月など)に、使わない部屋や設備も含めて、すべてチェックし、期限内に申し立てて修繕させておくこと
  • 天井や壁のシミ・臭いは不具合が潜んでいる可能性があるので、注意してチェック! 水周りの天井とキッチン下・洗面台下。トイレの異臭。
  • 賃貸契約書を隅々まで読んで把握(カーテンのクリーニング、引渡し前の全クリーニングの義務、エアコン清掃など条件を確認)。クリーニング後のカーテンは傷みがないか?要確認

入居中にやること(随時報告修理)

  • 不具合等、形状的なものは、随時写真を撮って、文章で連絡(どうするか?の返事ももらうこと)
  • 修理をする場合には、オーナーさんの確認を取ること(特に蛇口の取り替えなど、形状が変わるもの)
  • 水漏れはそのままにしておくと、周辺にもダメージが生じるので、早めの修理
  • シロアリの発生には要注意!*レアケースですが、過去に2回ほど、シロアリ駆除を強く勧めたケースがあります。

退去前にやること(目立つところを目立たたないように)

  • 壁のシミや黒ずみで落ちるものは落としておく(特にコンセント周りが手垢で黒く汚れます)
  • 目立つ傷があれば、目立たないように同色のパテなどで穴埋め
  • ただし、そのままにしておく方が目立たないところは、無理に手を加えないこと(かえって汚くなることもあるので)

他にもありますが、気持ちよくオーナーさんからデポジットを返してもらう工夫は、入居時から始まっています。退去直前にはできることは限られています。

つまり、入居時に状態をチェックしておき、住んでいるときに何かあれば、随時修理を入れるということが大事です。


ちなみに弊社の場合、修理可能なものでもオーナーさんにご相談された方がよいものは、その旨をお伝えしております。

*気なる点等ございましたら、ご依頼は出張費75ドル(ご相談のみ)・WhatAppでのご相談20ドルとなります。