キッチンシンク下の臭いに要注意

シンガポールのご自宅で問題となりやすいのは、キッチンシンク下・収納内の臭いです。

臭いの原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

カビの発生

シンガポールのキッチンシンク下のトラブルで多いのがカビの発生による臭いです。

カビを綺麗にぬぐい取ることと合わせて、下記のチェックをしてみましょう。

  1. シンク周り、天板との間のシリコンが劣化して剥げていないか?・・・・・・洗い物をする時に下に水が漏れることがあります。収納内のシンクの裏側を触って濡れていれば、可能性高し。
  2. 蛇口がぐらついていないか?・・・・・・蛇口の設置箇所から下に水が漏れています。そのままほっておくと状況は悪くなるだけですので、ただちに対処。
  3. シンク下に排水溝がないか?・・・・・・常に湿気が多い状態にあります。

1はシリコンのはり直し、2は蛇口の固定(治具を使ってシンク下から行います)、3は排水溝の清掃。

床の排水口の問題

比較的築年数が新しいコンドミニアムは、その傾向にあるのですが、排水口がキッチンシンク下に設置されていることがあります。

  • 排水口の水がよどんでいる・・・・・・大きなバケツに水を入れて、数回その水を排水溝に流し込みますと、臭いが軽減します。
  • 排水口に油汚れが溜まり、固形化している・・・・・・できるだけ丹念に掬い取り、ほぼなくなった段階で、水を流し出します。油の固形化が進むと床から水が溢れることもあります。

排水口がここにある場合には、100%臭いの発生を避けることはできません。また、ゴキブリなども出てきやすい場所となります。

食料品をこの棚に入れるのを避けて、洗剤など問題ないものの収納としてご利用してください。

キッチンのシンクに水が溜まるトラブルと解決 | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)

食洗機の排水管

食洗機につながる排水管の太さが、排水の量に耐えられない細さの場合があり・・・・・・食洗機利用後に食洗機の排水や洗剤の泡が漏れ出ていないか?確認をお勧めいたします。

対処はケースバイケースです。

洗濯機の排水管

洗濯機がキッチンにあるコンドミニアムにあるのですが、排水管同士に隙間があることがあり。・・・・・・隙間をテーピングなどで防いで、臭いが漏れ出ないように対処します。

配水管・排水管からの水漏れ

  • 配水管(上水)の漏れは、常に水圧がかかっていますので、ぽたぽたと止まりません。
    コンドミニアムでは、お湯と水の配水管が蛇口につながっています(蛇口取り換え時に水のみに変更している場合あり)。HDBフラットでは、通常水のみの配水管になっている場合が多いです。
  • 排水管(下水)の漏れは、水を使う時に発生します。
    シンクからの水が流れていく排水管です。

配水管・排水管が濡れていたり、収納内に水滴が落ちていたら、疑ってください。

双方ともに、湿気の原因=カビの発生となります。

排水管の詰まり

シンクに水が溜まるようになったら、詰まりを疑ってください(上記、床の排水口の問題の場合もあり)。

ボトルトラップを外して、詰まりを解消、排水管の汚れも取り除きます(下記↓↓↓ご参考)。

ボトルトラップの詰まり解消方法(清掃と分解) | シンガポール快適生活提案会社「ピテカン」 (pithecan.com.sg)

手遅れの場合

既にキッチンラック(木製部材)に広く深くカビが繁殖して、木材がふかふかになっている場合には、剝ぎ取る意外に対処なしとなります。

まず、このような物件は賃貸を避けるべきだと考えます。

ご家族のシンガポール到着が数か月後と言うことで、物件探しを男性陣に任せているケースに多いキッチン周辺のトラブルですが、上記などにも注意して物件探しを行ってください。

下見時にシンク下収納のドアを開けてみると、強いカビ臭がする場合には、要注意です。

入居後の手直しは、オーナーさん次第としか言いようがないのが現実です。また、手直ししても、臭いの100%除去は困難です。

 

ちなみに、木材部分が腐食していると、蛇口も固定できず、ぐらついてしまいます。

天板さえしっかりした材質のものであれば、裏側の木材を部分的に小さくはぎ取って、固定しなおす作業は可能です(実際に弊社では多くの作業を行っております)。


 

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