エコ・ウォッシャーが設置できる便器について
シンガポールに住む日本人の方々の多くが駐在で当地に来られ、コンドミニアム等を賃貸してお住まいの事だと思います。
その場合、電気工事が必要なウォシュレットでなく、エコ・ウォッシャーの設置をご希望される傾向にあります。
価格もさることながら、オーナーさんの工事許可がもらえないという理由が主。
弊社のお客様でお住まいを決められた後に、エコ・ウォッシャーを設置したいとご連絡いただくのが一般的なのですが、シンガポールのトイレの構造・便器の形状によって設置不可能なコンドミニアムも決して少ないないのも実情です。
まずは、サイズスペックをご覧下さい。
では、具体的にどういうポイントが重要なのでしょうか?
1-水を貯めるタンクがある事、また壁からタンクへつながる配水管が見える事
タンクがない場合でも配水管を壁のところに付けているトイレもございます。この場合には設置できる事があります。
エコ・ウォッシャーの水の供給元が確保できません。
最近はタンクの真後ろから排水管がタンクに入る物もありますので、ご注意下さい。
2-便座のカバーを支える穴の間が21cm以内である事
28cmくらいあるものもあります。エコ・ウォッシャーの旧モデルは設置可能でしたが、現モデルは設置できません。
3-便座とカバーを外した時に、便器の上部がフラット(平)である事
段差がある便器の場合には、エコ・ウォッシャーが便器の上にうまくのりません。
4-タンクから便器の先までが、50cmが望ましい
50㎝よりも短くとも設置は可能です。
ただし、あまりここが短いと、エコ・ウォッシャーが便器の上にうまくのりません。
5-便器がまん丸い形状だったり、四角い形状でなく、通常タイプである事
エコ・ウォッシャーが便器の上にうまくのりません。
細かくはまだありますが、これらが設置の最低条件となります。